中国でも時折、大規模な地震が発生するが、地震大国と呼ばれる日本と比較すると地震が頻発する地域は限定的であり、生まれてから一度も地震を体験したことのない中国人も少なからず存在する。

 それゆえ、中国の一般的な家屋は耐震性をあまり考慮しておらず、レンガ造りの建築物は少なくない。中国メディアの捜狐は20日、耐震構造の視点から中国と日本の建築構造の違いを分析し、「日本の建物は地震にも耐え、100年も住み続けられるのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 日本で発生する地震とその被害については中国でも報道されている。しかし、日本ではたびたび大きな地震が生じているにも関わらず、「建物にそこまで大きな被害が生じていないのは非常に驚くべきことだ」と主張した。そして、その要因は建築構造の違いにあると分析し、日本のビルは震度7級の地震に耐えられるように設計されていると指摘した。

 日本では大小を含めると毎日、どこかで地震が発生している。日本人も中国人と違って各々が防災に対して高い意識を持っているが、中国では防災や減災の考え方があまり浸透していない。建物に関して言えば、中国では現在も建築資材としてレンガが多く使用されている。レンガはコンクリートを打つよりも作業的な労力は少なく、改装工事も比較的簡単に行うことができ、木材と比較すれば耐火性に優れるというメリットがある。

 しかし、レンガを積んで作られる壁は揺れに弱く、地震の衝撃に耐えきれずに倒壊したレンガは、救助を難航させるばかりか二次災害をも生じさせてしまうデメリットも存在する。またこれは低層の建物に限られた事ではなく、中国の一部の高層の建物でも梁の部分は鉄筋で組まれても、壁はレンガが詰まれる工法が用いられているケースがある。完成時は外壁やタイルで覆ってしまうのでわからないが、日本人からするとこうした構造の耐震性には不安を感じるものだ。

 逆に中国人からすると、日本の建物は耐震性を考慮して設計され、建築基準法を通過しなけば建設を開始する許可すら下りないことを知り、その厳格さに驚きつつも、「地震が生じても倒壊しない、100年耐える設計がされていることにも納得がいく」と感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)