サッカー・J1リーグのレギュラーシーズンが大詰めを迎え、下位チームの残留や降格が決まりつつある。24日の試合では、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場した柏レイソルのJ2降格が決まった。中国メディア・東方網は25日、この結果を「アジアで最も悲惨な結果になったクラブ」と驚きをもって伝えた。

 柏は24日の第33節でセレッソ大阪に3-0で勝利したものの、最終節を残して降格が決定した。記事は「柏の降格は日本サッカー界に衝撃を与えた。4位だった昨季と戦力的には大きな変化がなく、まさかの結末だ」と紹介したうえで、日本メディアからは過密スケジュールによるチームの疲弊に対する指摘が出ているとした。

 そのうえで、昨季4位だった柏はACL出場圏外だったが、今年元日の天皇杯決勝で同3位のセレッソが優勝したことで急きょ繰り上げでACLプレーオフ出場権を獲得。1月末のプレーオフに勝利して2月からの本戦グループリーグに出場した。そして、韓国の全北現代、中国の天津権健、香港の傑志FCとのグループリーグでは1勝1分け4敗と惨敗、日本勢として初めて香港のクラブに敗れる屈辱まで味わった。

 ACLのグループリーグは6月のW杯前に終了。この時点でJ1リーグ11位と降格圏内ではなかった柏だが、W杯終了後に再開したリーグ戦で調子をさらに落として連敗を重ね、2度の監督交代を経ても流れを変えることはできなかった。

 記事は、ACLで同じグループを戦った天津権健も助っ人選手の退団やチーム内の問題により、中国スーパーリーグで下から2番目という結果に。それでもこちらは残留が確定しており、記事は柏を「天津よりも悲惨な結末に終わったのは、アジアの中で柏だけだ」と評するとともに、日本では近年ACL出場クラブがJ1リーグ戦で降格の危機に瀕する事態がしばしば起きていることを伝えた。

 中国のネットユーザーからは「よくあること。驚くほどのことではない」との感想が出る一方で、「国内リーグでの『保身』を考えずに、ACLを全力で臨んだことは立派だ」など、過密日程に対する同情の声も。その裏には、国内リーグでの降格を防ぐために主力を温存する中国のクラブに対する皮肉もあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)