一部の中国人の高級志向が進んでいることや、頻繁に生じる食品の安全問題の影響などにより、近年の中国では日本産のコメや果物、和牛などが1つのブランドとして徐々に知名度を上げている。中国メディアの今日条頭はこのほど、日本で食べることのできる和牛について紹介し、「一度食べてしまうと、われわれが中国で食べてきた肉はもう肉とは呼べなくなる」と主張する記事を掲載した。

 神戸牛などの和牛は中国でも「美味」として知られているが、記事は「和牛が美味しいのは、牛の飼育や肉質にこだわった品種改良が重ねられてきたため」だと紹介。中国人にも知られる和牛の美しい霜降り肉は「肉質を保ちつつ、生産量を増加させるために長い年月をかけて独自に交配し、和牛という品種を作り上げた日本人の努力によるものだ」と指摘し、ゆえに、正式に和牛と呼べるのは正しい血統の牛であること、さらに厳密な認定基準をクリアした牛であると論じた。

 中国の街中では最近、牛肉のステーキを売りにした洋食店を多く見かける。中国人も牛肉を好んで食べているが、こうしたレストランでよく見る「豪州産和牛」は本当の意味での和牛ではないと指摘し、驚きを示した。

 続けて日本では、各地に地域名の付いたブランド牛がたくさん存在しているが、中国でも有名な神戸牛や松坂牛の管理は非常に厳格で、「DNA検査をして血統が確認される他、出生地、飼育期間、餌、飼育者が登録されているので、購入者が知ろうと思えば調べることが可能である」と説明した。こうした、管理によって日本の和牛の味はブランド化され、高い品質を保つことが可能となっていることを訴えた。

 実際、日本で和牛を食べたことのある中国人は「和牛を食べてしまうと、中国人がこれまで食べてきた肉はもう肉とは呼べなくなる」と主張している。それだけ和牛の味は格別だということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)