日本人はパンダ好きの国民だと言えるだろう。上野動物園で赤ちゃんパンダが生まれ、一般公開された際、一目見ようとする人びとが殺到したのは記憶に新しい。中国メディアの今日条頭は17日、「日本人はなぜこんなにパンダを愛してやまないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、安倍晋三首相が10月に訪中した際、新たなジャイアントパンダの貸与に向けて基本合意がなされた。中国はこれまでも「パンダ外交」を各国と展開してきたが、記事は「日本人はこれまでもパンダに対して熱烈な歓迎を表してきた」と指摘し、中国人は「日本人はどれだけパンダが好きなのか」と驚きを隠せないと主張した。

 たとえば、上野動物園で17年に生まれたシャンシャン(香香)の一般公開に当たって、多くの人が押し掛けることを予期して事前に抽選を行ったことを紹介。結果、平日にも関わらず約1万8000件の応募があり、45.8という倍率を記録し、週末には144倍にまで跳ね上がったと指摘した。

 また、かつて日本に初めてパンダが贈られた際の日本の熱狂ぶりは更に激しかったとし、1972年にカンカンとランランが羽田空港に着いた際、一目見ようと多くの人が詰め掛け、羽田空港から上野動物園までの間を警察車両と警官によって警備が敷かれ、まさにアイドル並みの「パンダブーム」が巻き起こったと伝えた。

 そして、この年、上野動物園の入場者数は過去最高の920万人に達したと指摘し、後に上野動物園で一時的にパンダがいなかった年の入場者数が約300万人まで減少したことが示すように、「日本人はとにかくパンダが大好きだ」と主張。パンダ好きという点では中国人以上であるとの見方を示した。

 中国四川省にあるパンダ保護センターは、パンダ幼稚園があることから観光地としても有名だが、中国だからと言って各地の動物園に必ずパンダがいるわけではなく、生でパンダを見たことのない中国人のほうが実際は多いと思われる。パンダは愛くるしい動物だが、中国人からすれば「日本人は異常なまでにパンダを愛している」と感じられるようで、「パンダはその可愛さで日本人を楽しませ、立派に日中の親善大使の役割を果たしている」と評価し、今後の活躍にも期待を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)