高速鉄道が全国を網羅するようになっている中国ではまだ寝台列車が営業運行を行っていて、長距離の移動をする際の交通手段として多くの中国人に利用されている。日本でも近年、豪華な寝台列車「クルーズトレイン」が人気となっており、旅行客に豪華な列車の旅を提供している。

 中国メディアの捜狐は19日、「日本と中国の寝台列車を比較してみた」とする記事を掲載し、中国の寝台列車は「忍耐」が必要だが、日本の列車は「非常に快適で、旅を享受できる存在」であると伝えている。

 現在の中国で運行されている寝台列車で最も運行時間が長いのは、浙江省杭州市と新疆ウイグル自治区アクス間の4933kmを約69時間かけて結ぶ路線だ。中国の寝台列車には2種類のベッドが存在していて、1つは「硬臥」と呼ばれる3段ベッドになっている席で、もう1つは「軟臥」と呼ばれ、2段ベッドの席だ。

 「硬臥」は「軟臥」に比べて乗車券の価格は安いがベッドが3段になっている分、1人当たりのスペースが狭くなっていて、ベットも硬くて寝心地が悪いのが特徴だ。また、人の密度も高いため他人の食事など様々な「臭い」に煩わされることがあるゆえ、「忍耐」が必要になる。

 一方で記事は、日本の寝台列車について「非常に広々していて、必要な設備がすべて整っており、静かである」ことに加え、各ベッドには目隠しのためのカーテンが備え付けられているため、プライバシーを確保することが出来ると紹介し、中国の「火車」とは比較にならない「快適な旅ができる」と紹介し、同じ寝台列車でも日本と中国では「比較にならないほどの差がある」ことを伝えた。

 国土の広い中国の寝台列車は日本の寝台列車と比較すると確かに忍耐が必要だろうが、ヒマワリの種といった中国人におなじみの軽食を食べながら他の乗客とおしゃべりできるため、よりディープな中国旅行を楽しみたい人にはおすすめと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)