中国メディア・東方網は21日、民泊の規制が厳しくなった今、日本らしさを十分に味わうにはどのような場所に宿泊すべきかについて紹介する記事を掲載した。
 
 記事は、今年6月に日本政府が民泊新法を打ち出し、民泊に対する規制を厳しくしたことで、合法的に宿泊できる民泊施設が激減したと紹介。また、観光客の増加に伴い、繁忙期にはホテルの空きを見つけるのも難しい状況であるとし、一部の観光客はお寺が提供している「宿坊」の宿泊サービスに注目し始めていると伝えた。

 そして、寺院はもともと参拝にやって来た旅の僧や信徒のために宿泊部屋を提供してきた歴史を持ち、現在では一般の観光客にも提供されていると説明。ニーズの増加に伴い、宿坊の設備やサービスも充実し始めているとし、「宿坊は観光客に便利な宿泊場所のみならず、日本文化を体験する機会を提供してくれるのだ」とした。

 そのうえで記事は、宿坊を利用するメリットを4つ挙げている。1つめは、ホテルよりも安い価格で食事付きの宿泊ができる点とし、「立地面ではホテルのような利便性はないが、日本の生活に溶け込んだり、伝統文化を味わったりできる」と説明した。

 2つめは、日本の寺は庭や山林など周囲に美しい景色を備えていることが多いため、寺に宿泊すれば同時に観光を楽しむこともできるとした。3つめには、宿泊と同時に座禅や写経を始めとするさまざまなアクティビティを体験することができる点を挙げている。そして4点めは、肉や香味の強い野菜を用いない、淡白で素朴ながらも繊細な精進料理を味わうことができる点としている。

 賑やかな繁華街のホテルに泊まって旅行のテンションを高めるのもいいが、喧騒から離れた静謐なお寺で朝を迎え、心をきれいに洗い流す旅もまた思い出深いものになるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)