日本は戦後、中国にとっては憎しみの対象となってきたが、同時に最大の支援国ともなってきた。1979年から行われてきた対中ODAは総額で約3兆円にものぼる。中国メディアの一点資訊は16日、「日本について話すと中国人は目の色を変えるが、日本は最大の支援国だったことを我々は知らない」と題する記事を掲載した。

 戦後の中国に対しては、各国が支援をしてきたが、最大の支援国は日本である。円借款、無償資金協力、技術協力を合わせるとこの30年あまりで3兆円以上のODAを実施してきた。年間にすると約1000億円支援してきたことになる。しかし中国ではこの事実はほとんど知られておらず、ODA終了が決まった今になって初めて知られるようになったというのは不思議な話である。記事の中国人筆者も日本が中国を支援してきたことを知った時は大変驚いたという。

 続けて記事は、このODAに関して、中国人なら知らない人はいない「上海浦東国際空港」も日本のODAの支援を受けて建設されたと紹介。空港のほかにも、日本は道路や発電所といった大型経済インフラ、医療・環境分野のインフラ整備のための大きなプロジェクトを実施してきた。日本の支援がなければ中国がここまで急速な発展をみることはなかっただろう。

 記事は、ほかにも日中関係で特定のことを知らないでいる中国人は多いかもしれないとコメントして記事を結んでいるが、これだけの額の支援をしていても多くの中国人には知らされてこなかったというのは残念なことである。今後は日本に対して正しい理解を持ってほしいと願うばかりである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)