中国はビットコインをはじめとする仮想通貨の取引などを規制しているが、裏では仮想通貨の採掘(マイニング)が活発に行われていた。しかし、ここ最近のビットコイン価格の下落によって、マイニングマシンの売却を迫られるマイニング業者も出てきているようだ。

 中国メディアの太平洋電脳は21日、ビットコイン価格は11月14日は6400ドル付近だったが、そこからわずか1週間ほどで4100ドルまで下落し、直近13カ月で最安値をつけたと紹介し、マイニングの採算割れに陥ったことで「事業を清算し、マイニングマシンの売却に追い込まれる業者もいる」と伝えている。

 中国政府は仮想通貨取引の規制を行っているが、ネット上の書き込みを見ると、何らかの抜け道を使ってビットコイン取引を行っている人も少なからず存在するようだ。記事は、「ここ最近のビットコイン価格の下落によって、多くの人が損失を出し、破産宣言をする人も見られる」と紹介。

 さらに、中国のビットコイン関連の掲示板には「元本の98%を失った」といった書き込みのほか、「数日で数百万円も失った」、「貧乏に逆戻りだ」といった書き込みが殺到したと伝えた。

 ビットコイン価格が急騰すると、マイニングに参入する業者も増加した。電気料金が安い中国にはビットコインをはじめとする仮想通貨のマイニングを行う業者が特に数多く存在するが、ビットコイン価格が下落し、損益分岐点となる価格すら下回ったことで、一部の業者はマイニングマシンの売却に追い込まれているようで、「1年前は1台2万元(約32万円)もしたマイニングマシンが、わずか1000元(約1万六千円)で売りに出ている」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)