中国メディア・東方網は20日、「日本は世界で最も食べ物を浪費する国だと言われるが、その理由を知ったらわれわれは冷や汗が出る」とする記事を掲載した。

 記事は、日本では商店で販売されている食品に賞味期限が記載されており、それが「変質して食べられなくなる訳ではないが、おいしく食べるうえで守ったほうがいい期限」であることを紹介。商店ではこの期限が切れる前に値下げ処分をし、それでも残った商品を廃棄するため毎日大量の廃棄食品が出ると伝えた。

 そのうえで、「実際のところ、日本人の浪費ぶりを見ると確かにもったいないと思う。しかし、よくよく考えてみると分かるのだが、賞味期限を作って守るという努力をしているからこそ日本人は健康で長寿な生活を実現しているのではないだろうか。そういう意味では、必ずしも悪くないように思えるのだ」と評している。

 そして、筆者が以前に日本に留学していた時のエピソードを紹介。小さな居酒屋でアルバイトをしていたところ、賞味期限が切れたビールを棄てるよう店主に指示され、「明らかにまだ飲めるのに捨ててしまうなんてもったいない」と驚いたことを明かした。

 一方で「後になって分かったのだが、それは単に浪費をしているのではなく、信頼を重んじるという日本の商業精神を大切にするからこその行為だったのだ」と指摘。日本での生活の中で、日本人は非常に節約家な一面も持っていることを理解したと伝えている。

 そして最後に、「中国にやって来る日本人は、中国人の浪費ぶりに驚く。中国人がテーブルに大量の料理を残して帰るのを見て、心が痛むとのことだ」と結んだ。

 賞味期限切れによる食品の大量廃棄は確かに大きな問題だ。一方で、記事の指摘する通り、賞味期限の存在が食品の安全や信頼性を保ってきたという点も看過できない。最低限の廃棄で済むような生産や販売体制の改善を絶えず進める必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)