歴史的背景や教育の影響から、一部の中国人は日本に対して否定的な感情を抱いている。しかし、近年は日本を訪れた中国人が持ち帰る日本についての情報や旅行に対する感想がSNSで拡散され、訪日経験のない中国人にとっても日本が身近に感じられるようになったようだ。中国メディアの今日条頭は13日、「日本で1つサービスを体験するだけで、日本に対する見方は変化する」と主張する記事を掲載した。

 記事によれば、中国人のなかには、今も放映される抗日ドラマの影響から、日本人は「旧日本軍のように残虐」と思い込む人もいるという。それゆえ、どれだけ日本の良い面を耳にしても「偽善に過ぎない」と自分のなかで決め付けている人が少なくないとした。しかし、そんな中国人も実際に日本を訪れ、「たった1つサービスを体験するだけで、自分の固定概念が崩れ去る」のを感じると紹介した。

 続けて、日本人のサービス精神には、「型にはまらず、利用者の立場に立った親切さ」が感じられるので、そうした経験をすると心が温まる思いをするという。また、その逆に、「マニュアルどおりのサービスが提供される」ということも、中国のサービスとの違いを感じると指摘した。

 中国の公共機関で各種登録などの手続きをする際、毎回のように様式が変わるので、必要な書類を集めるために奔走する必要があり、多大の労力が求められるのは珍しい事ではない。最近中国で「自分の父親を自分の父親であると証明する」いう事態が生じ、話題になっているが、銀行や学校等で自分の父親を証明する書類を要求されることがあり、その地元出身ではない人や事情で戸籍を移動させているとっては非常に厄介なこととなっている。

 それゆえ、日本の「システム化された管理体制」や、「相手の立場に立った親切な対応」というサービス精神が加わって提供される「質の高いサービス」は中国が大いに学ぶ価値があると指摘した。

 こうした称賛の一方で、日本のサービスは中国人からすると「過多」であることもあるようで、せっかちな人が多く、順番を待つのが耐えきれない中国人にとっては「日本人は真面目すぎる。もっとサービス内容を簡略できないだろうか」とイライラすることもあると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)