日本と中国では家庭に対する概念にさまざまな違いがある。たとえば子育てもその1つであり、共働きが普通の中国では祖父母が孫の子守をし、子育てを行うのが普通のことだ。また、子どもがある程度成長したら、子どもの受験に付き添い、結婚の世話をし、家や車を買い与えるといったケースも普通に見られる。中国メディアの今日頭条は15日、中国の親たちは子どもに自らの一生を捧げて疲れ切っているが、なぜ日本の親は中国人ほど疲れないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、「中国人の親たちは子育てを終えた後も、子どものために自分の人生を捧げ疲れ切っている」と指摘し、これは「中国人の家庭に対する概念」が深く関係していると述べた。中国人は日本人と比べると家族の絆を重視し、家族間では「あなたの物は私の物」という考え方があるが、これに対して日本人は「あなたのものは必ずしも私のものではない」という考え方を持っていると紹介した。

 たとえば、中国の親たちは常に子どもに対して「パパやママが毎日こんなに苦労しているのはすべてあなたのためなんだ」と語るので、子どもは自然と「親のものは全て自分のものだ」と考えるようになると主張。そして、中国人の親は子どもに最高のものを与えたいと考え、生まれてすぐ英才教育を開始し、良い幼稚園に入れ、さらに良い学校へ通わせることを目指して仕事に打ち込み、なかには子どもが良い学校に入れるよう、その学区に家を買う人もいるが、こうした犠牲も中国では決して珍しいことではないと紹介した。

 また、子どもが大学を卒業しても親の心配は続くとし、「子どものために仕事を探し、結婚相手を探し、住む家を購入し、子どもが生まれれば孫の世話の責任を持つ」と紹介、中国人の親は「子どものために休むことなく働き続けるので、疲れ切っている」と主張した。もし、親が子どものために高級車や家を買い与えない場合、「子が結婚できないのは親のせいだと周囲から白い目で見られる」ことがあるほど、親の抱えるストレスは大きいという。

 それゆえ、日本の親子関係は「子どもが独立してからは経済的にも時間においても、非常にはっきり分かれている」と指摘し、こうした関係性を冷たいと感じる中国人もいれば、合理的だと感じる人もいるようだが、こうした関係だからこそ日本の親は中国人ほど疲れないのだと主張。また、日中両国の家族に対する概念の違いから「依存した親子関係がない日本人は子どもが独立すると第二の人生を楽しむことができる」と主張し、「自分の苦労の末に勝ち取る幸福にこそ価値がある」という日本人の考え方は学ぶ価値があると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)