今年のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会において、日本はアジアの出場国として唯一、グループリーグを突破してベスト16という結果を残した。中国メディアの今日頭条は14日、日本のサッカーレベルに注目し、「日本サッカーの実力ではベスト16が限界なのか」と問いかけ、今後の課題について分析する記事を掲載した。

 中国でもサッカーは人気が高く、ワールドカップ開催時は多くの中国人が各国のプレーを観戦して楽しんだ。日本代表が残した成績も話題となったが、記事は日本代表のW杯での最高成績はベスト16だと指摘し、「今回も含め、日本はこれまでベスト16まで3回上り詰めたものの、ベスト16の壁は高いようだ」と指摘し、ベスト8には一度も駒を進めることができていないことを指摘した。

 続けて、コロンビア戦は「相手チームのレッドカードがなければ勝利は難しかったのではないか」と主張し、日本代表からは際立った技術の向上は感じられなかったと主張。また、ベスト8をかけて対戦したベルギー戦では、一時2ー0とリードしていながら逆転を許したことは「日本の弱点を露わにした」と論じた。

 さらに、日本代表にとってベスト16が壁となっているのは、体型の差ではではなく「戦略に対する理念に理由がある」と独自に分析。日本はチームプレーを重視し、セットプレーの技術を向上を目指して選手を集めた結果、小柄な精鋭が集まったと主張。また、日本人選手が他国と比べて反則行為が少ないのは、日本人の気質の表れでもあるとしながらも、これはデメリットでもあり、ストライカーに必要な「我の強い個人プレーができる選手がいない」のが日本の欠点だと強調。「自分だけが前に出ようとしない日本人の民族性が日本のサッカーの成長を阻んでいるのではないか」と考察した。

 サッカー日本代表が数十年で実力を急激に高めたことは中国でも称賛の対象となっているが、世界を相手に戦う日本人代表のプレーに「国民性が表れている」との客観的な指摘は興味深いと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)