中国メディア・東方網は17日、「明らかに陝西省で死んだ楊貴妃の墓が、どうして千里も離れた日本に存在するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、山口県に「楊貴妃の里」と呼ばれる観光スポットがあることを紹介。歴史書に陝西省の馬嵬坡で死んだと明記されており、現地にも楊貴妃の墓があるにもかかわらず、なぜ日本にも同じような「楊貴妃の墓」が出現したのかと疑問を呈した。

 そのうえで、日本に存在する伝説として、楊貴妃が安史の乱の混乱により、これまで寵愛を受けてきた夫の玄宗皇帝から死を賜ったものの、玄宗皇帝は愛する楊貴妃を死なせるには忍びなく、楊貴妃の侍女を身代わりに死なせて、本人を日本の山口県に逃走させたという話を紹介。その後日本で病に伏し、そのまま永い眠りについたとされていることを伝えた。

 これに対して記事は、「旧唐書」、「新唐書」のいずれにも楊貴妃が馬嵬坡で死んだことが記載されているとし、「生き延びたというのは、あくまで後世の人びとの希望に過ぎないのだ。日本にある墓は、実際に楊貴妃本人が眠っているわけでなく、楊貴妃を記念したものにすぎない」と指摘している。

 そして、最後に「現代の人びとが、より公正かつ客観的にこの古の美人について理解することを願う」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)