中国では、毎年非常に大勢の子どもが行方不明となっている。その数は年間20万人に達するとも言われており、大半が誘拐されたことで行方が分からなくなったものと考えられている。それゆえ、多くの親は子の安全を心配し、学校まで送り迎えすることが一般的となっている。

 中国メディアの今日頭条は15日、「日本でも子どもの誘拐事件は起きるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本でも誘拐事件は皆無ではないものの、誘拐犯に対して厳しい罰則を設けるなどしっかりとした対策がなされていることを紹介し、中国が学べる点を伝えている。

 日本でも児童の誘拐事件は発生しているが、その数は中国に比べれば非常に少ない。記事は、「日本では子どもが誘拐被害に遭わないよう、子どもに教育を行っている」と紹介。たとえば、日本の学校では先生が子どもたちに対して、知らない人から何か誘われた場合、それを「拒否する」ことや、その場から「逃げる」こと、そして、危険な場所には「近づかない」ことを教えていると紹介したほか、子どもの居場所を保護者に伝える防犯グッズや防犯サービスも充実していると伝えた。

 続けて、日本では誘拐犯に対して、未成年者略取、および、誘拐罪に対して法律で厳しい罰則が定められていると紹介。また、誘拐された子どもを購入した側にも罪が問われることを紹介し、中国では誘拐犯に対しての罰則は日本よりも厳しいが、誘拐された子どもを購入する側には刑事責任が問われないことが、中国で児童誘拐事件が多発する理由なのかもしれないと分析し、「中国はこの点を学ぶ必要がある」と主張している。

 日本では子どもたちが自分で歩いて登校する姿が普通の光景だが、中国人がその光景を見たら「子どもの安全は大丈夫なのか」と驚くことだろう。中国でも子どもが安心して生活できる社会となることを望みたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)