米国と中国との間で勃発した貿易戦争。双方とも強気の姿勢を崩していないが、こうした状況はかつての米国と日本との間で起きた貿易摩擦を思い出させるようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、かつて米国から経済的な制限を受けた日本が「もし米国の制限を脱したら次の強国になれるか」について論じる記事を掲載した。

 記事はまず、日本は「かつては強国だった」と指摘。だからこそ戦争ができたと主張する一方、日本は敗戦によって米国の制御下に入ったと論じた。記事によると、日本が発展しようとすると米国が制限するからで、日本が現在深刻な経済問題を抱えているのも、米国との貿易摩擦ゆえだと主張した。

 では、日本が米国の制限を脱して「世界強国に返り咲く」ことはできるのだろうか。記事は、日本にはそれだけの「実力はあるが実現しない」との見方を示した。その理由について記事は、「日本の今の発展は米国があってのことだからだ」と指摘。終戦直後は廃墟であった日本がここまで発展できたのは米国の貢献が大きく、「米国は日本を制限してきたが、同時に発展の手助けもしてきた」と論じた。

 それで記事は、「米国がいなければ日本の発展はなかった」と主張。しかも日本は資源が少なく輸入に頼る部分が大きいが、この面でも米国の援助が大きく、日本は「米国の制限から脱して再び強国に戻るのは不可能」であると結論付けた。

 最後に記事は、「そもそも日本の地理的要因と国土面積の小ささからして、日本が再び強国となるのは無理だ」とも主張した。しかし、日本が強国になるかどうかよりも、米国と貿易戦争をしている中国が、これまでの強気の姿勢を貫けるかどうかの方が中国にとっては大きな問題ではないだろうか。収まる気配のない米中貿易戦争の行方が注目される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)