子どもの教育を重視し、常に改善を図ろうと努めているのはどの国も同じであろうが、中国メディアの快資訊は12日、日本と中国の学校教育を比較すると「顕著に異なる5つの分野」があると指摘し、これを知ると中国人の親たちはどのように感じるかと問いかける記事を掲載した。

 国によって定められる教育制度には違いがあるが、各国の方法を知ることも改善を図るうえで参考になると言える。記事がまず指摘したのは、日本では「子どもが自分たちで登下校をする」という点だ。中国では安全上の問題を考慮して、子どもが幼稚園と小学校低学年の内は家族が送り迎えをするのが一般的だ。それゆえ、家族に送迎という負担がない日本が羨ましく感じられるかもしれないが、メリットは送迎の負担がないだけではなく、「子どもが自分で登校することで自主性が培われ、登校班があることで年上の子どもはリーダーシップを学ぶ」と説明した。

 2つ目には、日本では「教師が体罰を振るうことなく、子どもが社会の道徳を学び守れるように教える」ことだとした。また、3つ目として「日本の教科書では漫画を取り入れている」と指摘した。今やアニメや漫画は日本の文化の1つとして、中国の若者達の人気を集めているが、「日本では漫画が広告や企業説明などあらゆる場面に浸透しており、子ども達の教科書にも漫画が使われている」とした。こうした指摘を見ると、中国の教育は厳格で、子どもたちが楽しんで学べるよう配慮する日本の教育方法が新鮮に感じられたようだ。

 他に、日本の子どもたちは中国の子どもと比較して「本を好んで読む習慣がある」と指摘し、学校や書店など子ども達が本に親しむ環境が整っていると指摘。そして、最後に「夏休みの宿題」を取り上げ、「自由研究や絵日記は中国の学校にはない宿題で、子ども自身の独創性や想像力を伸ばす」と紹介した。

 中国の都市部ではスポーツやダンス、音楽、絵画などの習い事をしている子どもが多いが、1つのことを習得させることに重きを置いているので子どもの才能を伸ばしたり、興味を持つ世界を広げるきっかけとはなっていないようにも見受けられる。親が子どもの将来に期待し、幼少期にどのような環境を与えるべきかという模索は日中に共通する姿と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)