日本人の仕事ぶりはまじめだが、その分ストレスもたまると言えるだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本企業に勤めた経験を持つという中国人による「日本の会社のひどいところ」を紹介する記事を掲載した。その一因は「日本人社員一人ひとりが耐え忍ぶ精神を持っている」ことにあるとしている。

 記事はまず、日本企業は終身雇用制であるためか、社員一人ひとりを大切にしてくれ、外国人に対しては待遇がさらに良いと紹介。しかし、日本の企業で働くということは、「ストレスが最大の域に達すること」でもあると評している。

 では、どんなことがストレスになるのだろうか。記事は5つの点を紹介。「朝礼がある」、「サービス残業」、「仕事の後に同僚と酒を飲む」、「なかなか昇給しない」、仕事に追われて「結婚できない」の5つだ。記事の中国人筆者の会社は、毎週月曜日に朝礼があるそうで、「なんて無意味なことを」と不満に感じるという。仕事の後に酒を飲むのは中国でも同じだそうだが、酔いつぶれるまで飲んで信頼関係を築くというのは日本特有の考え方だと指摘している。朝礼やサービス残業などは、外国人のほうが理解しにくく、ストレスに感じるかもしれない。

 中国人筆者は、こうした日本の習慣が多くの人にストレスを与えながらも残っているのは、日本人の「DNAに耐え忍ぶ精神が刻まれている」ためだと主張。言い換えれば、「根性」があるので、我慢を美徳にしてしまうということのようだ。協調性に富むのは日本人の良いところではあるが、それゆえに個性を出せず、反対意見も言えず、上司の命令は絶対で、上司は部下の失敗の責任を負わされるという不条理なことが日常化してしまっていると指摘している。

 筆者は日本人ビジネスパーソンの「根性」や「耐え忍ぶ精神」を「忍者の精神」と表現しているが、確かに日本人は我慢強く、往々にしてそれに過ぎてしまう傾向があるものだ。とはいえ、中国の多くの従業員は不満があるとすぐに転職し、形式的な行動を嫌い、目先の利益を追及する傾向がある。その意味では、中国人もある程度「忍者の精神」を見倣うべきかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)