日本を訪れる中国人旅行客が中国と日本の街の様子を比較しては、日本の清潔さを称賛する声が聞かれるが、中国メディアの今日頭条は9日、中国にも「日本人から美しい都市と絶賛される場所がある」と主張し、清潔さや街の美しさは日本だけのものではないと論じる記事を掲載した。

 記事は、中国山東省の最東部に位置する港町である「威海」を「中国で最も清潔な都市」として紹介した。威海は海辺に広がる街で、美しい海の景色と新鮮な海産物を楽しむことができる、中国人に人気の高い観光地である。さらに、長年「中国で最も住むのに適した都市」に選ばれ、環境の良さが高く評価されている。

 記事は、真っ青な青空や澄んだ空気といった威海の環境の良さには、「周囲に工場地帯が無いので汚染が少ない」ことや「海からの風がチリやホコリを運び去っている」こと、また「人口密度が他の場所と比べて低い」ことが関係していると主張。それゆえ、「街中にあるベンチに座る際は、中国の他の都市のようにチリやホコを払う必要がない」と自慢げに語った。

 また、最も誇らしい事として「街中に設置されているゴミ箱が少ないにも関わらず、ゴミが散乱していない」ことだとし、これは威海の人々の民度の高さを示していると主張。また、「威海を訪れる中国人観光客も、清潔な街の様子を見て、ごみをむやみに捨てないように配慮している」とし、清潔好きな日本人でさえ威海を訪れると「その環境の良さを称賛するほど」と主張した。

 威海を「中国で最も清潔な都市」と語るのに、わざわざ日本人の評価を引き合いにするのは、それだけ日本人の清潔さに対する意見に信頼性があるためと言えるだろう。また、中国人旅行客が日本の街を清潔だと評価することが不愉快で、「中国にも日本のように清潔な都市がある」と対抗したい気持ちも透けて見える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)