サービス業と一口で言ってもその種類は多岐にわたるが、なかには友人や恋人を必要な時だけレンタルできるサービスがあることに驚かされる人もいるだろう。中国にも類似したサービスが存在するが、中国メディアの捜狐はこのほど、「日本では恋人のレンタルに留まらず、あらゆるものがレンタルできる国だ」と驚きと共に紹介する記事を掲載した。

 中国では「老後を子どもに世話をしてもらうことが将来の確実な保証となる」と考える人が多く、そのため親は子どもに対して「早く結婚し、子を持つように」という圧力をかける。それゆえ、旧正月に当たる春節の時期に帰省する独身の若者のなかには、結婚を急かす圧力を回避するために「恋人をレンタルする」人もいる。これは、中国特有の状況が生んだ新しい職業と言えるだろう。

 記事は、日本にも恋人レンタルのサービスが存在すると紹介しつつ、「1人で過ごす休日に付き添ったり、癒してくれたり、一緒に涙を流してくれるなど、様々なニーズに答えるレンタルサービスもある」と紹介、日本人が求めるニーズが多岐に広がっていて、そのニーズを満たすサービスも存在していることに驚きを示した。

 たとえば、「結婚式の代理出席」はとても人気があり、ある代行会社では年間約800件もの依頼があると紹介。なぜこうした需要があるのかと言うと、「日本人は結婚式に出席する関係者を見て、新郎新婦の人柄だけでなく、家柄や仕事などを評価する傾向があるためではないか」と考察し、自分側の列席者が結婚相手の列席者が釣り合わない場合などに代理出席者を頼む人がいると指摘した。

 他にも、女性との接し方が苦手な独身男性のために、「ただ休日を一緒に過ごしてくれる女の子のレンタル」や、「SNSにリア充ぶりを投稿するための友人レンタル」、また涙を流すことでストレスを解消できるとして、イケメンが一緒に泣いてくれるサービスなどもあると紹介した。

 こうして日本に存在する代行サービスやレンタルサービスのを見ると、表面的には見ても分からない、精神などの内面から生じるさまざまなニーズが存在することが見えてくる。近年は日中共にシェアエコノミーが拡大しており、これまでにはない新しいレンタルやシェアサービスが登場することだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)