経済的に豊かになり、国際化も進む中国では「中国人が国際社会からどのように見られているか」ということを意識するようになっている。中国メディアの網易は5日、日本人の民度や社会で見られる秩序について「これからは中国人も日本人から学ばなければならない」と主張する記事を掲載した。

 中国では、「日本人の素行が世界から称賛されている」ことを取り上げては、中国の状況と比較する報道がなされる。たとえば、日本の空港ではスーツケースが非常に丁寧に扱われていることを指摘し、客から見えない所でのサービスも非常に優れていると評価されたこともある。

 記事は、こうした事例は「中国人が日本から学ぶべきものがあることを示している」とし、日本の公衆トイレが信じられないくらい清潔なことを挙げて、日本は「顧客第一主義」の精神を持ってトイレの設計にこだわり、「使用するさまざまな人のニーズに合わせ、科学技術まで駆使してトイレを開発している」と主張した。

 また、日本を訪れる中国人が、日本では何処へ行っても整然としているという印象を受けると言うように、「日本社会に見られる、秩序と極端なまでのルール遵守」も中国人が学ぶべきものだと強調。北京よりも人口密度の高いはずの東京では「深刻な交通渋滞は見られず、信号を無視する歩行者が殆どいないのは日本人がルールを遵守しているためだ」と指摘した。

 物質的な豊かさを手に入れた多くの中国人は、次に「素行」や「民度」といった精神的な豊かさに目を向け始めており、こうした点でも海外から賞賛されるようになることを願っているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)