中国メディア・東方網は9日、海産物を多く食べる日本の食文化に欠かせない食材の1つである「かまぼこ」について紹介する記事を掲載した。

 記事は日本のかまぼこについて「魚のすり身、鶏卵などを主な材料として加工し、蒸しあげた食品であり、口に入れると豊かな風味とつるりとした食感が楽しめる。栄養が豊富で、子どもからお年寄りまで広く愛されている食べ物だ」と紹介した。

 そのうえで、かまぼこの歴史を辿っていくと、その起源は中国の荊州にあると説明。その一方で、中国に比べて比較的歴史が浅いと言われる日本のかまぼこは、産業化レベルと消費量の点で中国をはるかにしのいでいるとした。また、バリエーションも豊かで、荊州のかまぼこに似た蒸して作るタイプに加え、焼いて作るかまぼこもあると伝えている。

 さらに、日本のオーソドックスなかまぼこは一般的に白身魚が用いられ、すり身を木の板の上に乗せて蒸し上げると紹介。真っ白なものと、縁を着色した赤いかまぼこが日常的に見られるとした。また、焼きかまぼこの代表として笹の形状をかたどった笹かまぼこを取り上げ「宮城県の特産品であり、とても良いお土産になる。中でも仙台市の笹かまぼこは有名で、市内には自家製の笹かまぼこを売る老舗がたくさん存在するのだ」と紹介した。

 記事が、「中国のかまぼこ」として紹介したのは、湖北省荊州市の名物料理である「魚糕」だ。淡水魚の身をすりつぶして練ったものを蒸すのだが、魚のすり身や卵白以外に脂身を含んだ豚肉が混ざるのが特徴である。魚糕は一地域のグルメとしてとどまっているが、かまぼこは日本各地で広がり、その土地その土地で特色あるものが作られている。かまぼこも「中国を起源とするが、日本で独自の発展を遂げた文化の1つ」と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)