海外を旅行する際、地元の交通機関を利用することで様々な発見があるものだが、中国メディアの捜狐は5日、日本の路線バスについて紹介し、「日本の路線バスを利用することは、中国人にとって特別な体験になるだろう」と論じる記事を掲載した。

 個人観光ビザで日本を訪れる中国人は、その利便性の高さから電車や地下鉄を利用し、団体ビザで訪日する中国人の場合は旅行会社が手配した大型観光バスに乗るケースが一般的だ。旅行客が日本で路線バスを利用する機会は少ないであろう。しかし記事は、「日本の路線バスは中国と異なり、単に乗車し、運賃を払い、下車するというだけのものではない」と主張し、日本の路線バスに乗るなら「その細やかなサービスの精神にきっと驚かされることになるだろう」と主張した。

 中国の場合、街中を走る路線バスは行政が管理しているので、そのシステムは国内で統一されており、バス前方の入り口から乗って先に運賃を払い、下車の際は後方出口付近にあるボタンを押して後ろから降りる。運賃は区間内で一定の料金が決められていて、大抵1ー2元(17円ー34円)なので日本と比べると非常に安い。また車内で両替は出来ないので、小銭を用意しておく必要があるが、近年はスマホ決済が可能になったほか、チャージタイプのカードも利用できる。

 日本と中国の路線バスの最大の違いはハード面ではなく、ソフト面にあると言える。たとえば、運行時間について、日本では「時間が正確に運行しているので、利用時は時刻表を見てバスの到着時刻を知ることができる」と説明した。中国のバスは、始発と終了時間だけしか決まっていないので、いつ来るか分からないバスを待つ必要がある。

 また、中国人が驚く細かなサービスとして「次の停車駅の名前を多言語で表示し、アナウンスする」ことや、「道路状況により、急カーブや急ブレーキを掛けることもアナウンスする」こと、そして「運転手の制服姿が、あたかもパイロットやお抱え運転手のようだ」と感心し、降車の際も「お気を付けて」と乗客を気遣う声を掛けると、その心遣いに驚きを見せている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)