中国メディア・東方網は8日、日本人が「世界最強のパスポート」を持つにもかかわらず、海外に行きたがらないという現象が起きているとする記事を掲載した。

 記事は、あるコンサル会社が国際航空運送協会(IATA)のデータをもとに作成した「世界の最強パスポートランキング」で、日本が最も多くの国や地域を便利に訪れることができる「最強のパスポート」発行国に選ばれたと紹介した。

 そのうえで、「しかし、日本人はこのパスポートを利用して海外に出かけるのをあまり好まないようだ。日本人の出国者数は2015年に最低値を記録し、訪日外国人観光客数のほうが多くなった。しかも、日本人の半数以上がパスポートを持っておらず、海外に出かけたことのある日本人も全人口のわずか20%にとどまっている。特に若い人たちは海外に出ることに対してあまり興味を持っていないようで、日本政府は若者の出国を活性化させる対策を練っている」と伝えた。

 そして、日本人があまり海外に行きたがらない理由として、日本のネットユーザーからは「国内が素晴らしいから」、「海外の店員は接客態度が悪いから」、「日本が世界で一番美しく、しかも安全だから」といった声が出ていると紹介。また、日本国内旅行の充実によって、日本人旅行者のニーズが満たされていること、日本が非常に清潔であることも、海外へ赴く足取りを鈍らせている背景にある可能性を指摘している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)