日本人の好む食材のなかには、海外では一般的でないものがいくつかあるが、その1つが「ふぐ」と言えるだろう。ふぐに猛毒があるのはよく知られており、現在多くの国では食用が禁止されている。

 日本でも禁止されていた時期があったが、現在では正式に免許を持つふぐ調理師がさばいた場合に限り食べることのできる高級品となっている。中国メディアの快資訊は6日、「日本でふぐを食べてみた」という中国人による記事を掲載した。「本当の絶品とは何か」を知ったと感動を伝えている。

 「河豚」という漢字が中国由来であることから分かるように、中国ではかなり昔からふぐ食はあったものの、危険であるとして1990年以降流通が禁止されてきた。今では条件付きで一部解禁されているが、ほとんど流通していないため、中国人旅行者のなかには日本でしかできない体験としてふぐ食を楽しみに来日する人もいるようだ。

 記事の中国人筆者は海産物が好きなようで、日本食といえば海産物、それも刺身だと紹介。今回ふぐを食べてみて、「刺身の中でもふぐが最高だ」と分かったという。中国人筆者は友人と日本のふぐ専門店を訪問し、4匹で3万3000円という高級ふぐ料理を堪能したそうで、非常な高額に驚いたものの、それだけの価値があったと振り返っている。

 筆者2人は、4匹のふぐのうち半分はふぐ刺しに、残りはスープにと、2種類に調理してもらったという。さばいてもらう過程も写真で紹介しているが、板前があっという間にきれいにさばいて刺身にし、きれいに盛り付ける様子を紹介。あまりにきれいで、食べる前から食欲がそそられたが、口にすると食感が良く、何とも言えない幸せな気持ちになったことを伝えている。またスープも、これまで味わったことのないような美味しさで、一滴残らず「一気に飲んでしまった」と感動を伝えている。

 3万3000円という価格は、中国の物価からすると非常に高いものの、ふぐとはどんな味なのか、本当の絶品とはどんなものなのか知ることができたので、無駄にはならなかったと締めくくっている。近年増えている訪日中国人の多くは、中間層以上の経済的に安定した人であり、爆買いより食も含めた日本ならではの体験が人気のようだ。安心して食べられる日本のふぐ食は、これからますます人気を集めるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)