日本を訪れる中国人が増えているためか、中国人の日本の文化や習慣に対する知識や理解も深まっているようだ。なかには中国人にとって「理解できない」という日本の習慣もあるようで、中国メディアの今日頭条はこのほど、「なぜ日本人はワリカンをするのか」と問いかけ、「日本人はもしかしてケチなのか?」と論じる記事を掲載した。

 割り勘は中国では「AA制」と呼ばれている。日本では支払いをする様々な場面で「ワリカン」をする習慣があり、友人同士でも食事などの支払いは割り勘にすることが一般的ではないだろうか。記事は「日本人は割り勘を通じて平等に支払いをすること」を好むと伝え、さらには幼稚園児までもがそれぞれ持ち寄ったお菓子を食べ、残ったお菓子を均等に分けて持ち帰ることもあると紹介し、日本人は中国人同士のようにすべての会計や支払いを誰か1人が負担することはほとんどないと紹介した。

 では、日本ではなぜ多くの人がワリカンをするのだろうか。その理由として記事は、就職したばかりの若者の給料は皆低いため「ワリカン」するしか方法がないこと、また、「ワリカン」にすることによって人間関係を複雑にすることを避けられることなどを挙げ、日本ではワリカンはお互いの面子(メンツ)を保ちつつ、平等さを実現するための良い方法として認識されていると紹介した。

 中国では多くの人がメンツを気にしているため、気の合う仲間同士での食事であっても1人がすべてを支払うのが一般的だ。一方、相手に支払いをさせないことは「相手のメンツを立てさせない」行為にもなるため、次回の食事はおごってもらった側が支払うことになるのが一般的だ。結局は日本も中国も平等に負担することになるのだが、日本では「毎回平等」であって、中国では「最終的に平等」になるという違いしかないのが現状だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)