毎年開催される全国高校サッカー選手権大会を楽しみにしているサッカーファンは少なくないだろう。各都道府県の代表を決める大会はすでに始まっており、各地で全国の大舞台へ立つための挑戦が繰り広げられている。

 中国でも高校サッカー選手権のような大会が存在するが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と中国の高校サッカーについて比較し、「中国が日本の高校サッカー選手権大会から学べること」について考察している。

 記事はまず、11月1日に中国全国から選抜された16チームが参加する「2018中国高校サッカー選手権大会」が河南省鄭州市で開幕したことを紹介。中国高校サッカー選手権大会は、2005年から毎年開催されており、今年で13回目になるが、中国での知名度は低く、盛り上がりに欠けていて、「日本の全国高校サッカー選手権大会のように全国規模の大会にはなっていない」と強調した。

 続けて、欧米では青少年のサッカー選手を育てる土壌はあくまでも「クラブチームのユースチーム」であるのに対し、日本ではそれ以外にも「部活動」がその役割を担っていると指摘し、その部活動において頂点のチームを決めるのが全国高校サッカー選手権大会であると紹介した。

 さらに記事は、日本の全国高校サッカー選手権大会は中国のサッカー大会とは「規模」からして違っていると紹介。たとえば第96回大会では、日本全国から4093校が出場して地方大会が行われたことを紹介したほか、日本では各チームの力の差が極端に大きくなく、熾烈な試合が繰り広げられるが、中国では各チームおよび選手の力の差は非常に大きくて、競争の欠如につながっていると指摘した。

 また、中国では「サッカーなんかしていたのでは勉強がおろそかになる」、「サッカーでは食っていけない」といった声が根強く存在すると指摘する一方、日本では全国高校サッカー選手権大会に向けて努力することで、サッカーの実力を高め、最終的にプロになって日本代表に選ばれた選手が数多く存在すると指摘。こうした環境がサッカー日本代表の強さにつながっているとの見方を示し、中国がサッカーを強くするためには日本に学ぶべき点が数多く存在すると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)