アリババグループは11月6日、第1回中国国際輸入博覧会(China International Import Expo=CIIE)において、今後5年間で120の国と地域から2000億ドル(約22兆6000億円)の製品を輸入する計画を発表した。アリババグループとして、天猫(Tmall)、天猫国際(Tmall Grobal)、アリババドットコムや1688.comといったB2Bビジネス、盒馬鮮生(Hema)、銀泰百貨(Intime)、零售通(LST)などが本計画に参加する。

 CIIEでは、中国国家主席である習近平氏が、「今後15年間で40兆ドル(約4500兆円)の商品やサービスを輸入する」と宣言したこともあり、中国国内の小売市場を代表する企業として習氏の宣言に呼応した格好になった。

 アリババグループの最高経営責任者(CEO)である張勇(ダニエル・チャン)氏は、同計画の発表に際して、「グローバル化は、アリババの最も重要な長期的成長戦略の1つ」と語り、「世界のあらゆる国で貿易が可能なグローバルなデジタル経済を実現するための商業的基盤を構築している」とした。

 今回の計画は、2019年から2023年までに、ドイツ、日本、オーストラリア、アメリカ、そして、韓国などの上位諸国のあらゆる規模の企業から、商品を輸入するとし、すでに、「P&G」、「ネスレ」、「JBS」(ブラジルの食肉メーカー)、「Refa」をはじめとするいくつかのトップブランドとアリババは包括的なパートナーシップを結んでいる。美容機器のブランド「Refa」を展開するMTGは、日本の企業だ。

 デロイト・チャイナ・中国国際商工会議所とAliResearchの共同報告によると、中国の国境を越えた電子商取引市場は、電子商取引の総販売に対する輸入の割合は2014年の1.6%から2017年には10.2%に増加したという。アリババのクロスボーダーショッピング専用プラットフォームであるTmall Globalの買い物客数は10倍に増えた。Tmallの輸出入統括責任者、Alvin Liu氏は、「Tmallは、消費者がライフスタイルをアップグレードしようとする中で、国際ブランドが成長する中国市場に参入するのを支援するユニークな立場にある」と語り、今後も中国の中間層が世界各地から高品質な製品を求めているニーズに積極的に応えていくとした。(写真はCIIEで大輸入計画を発表した会場の様子。提供:アリババグループ)