中国メディア・東方網は5日、「中国にあるアジア一の大通り、実は日本人がパリのシャンゼリゼ通りを模して建造したものだった」とする記事を掲載した。

 記事は、吉林省長春市のメインストリートである人民大街について紹介。「人民大街はアジアにおいて、南北に最も長く、最も真っすぐ通っている大通りだ。全長は13.7キロメートルで、都市の南北を貫いている。空間的に現代の長春という都市の骨格を支えている」と説明した。

 また、かつては中国で一番道幅が広い大通りだったことを挙げ「おおらかで寛容な都市のイメージを与えた」とするとともに、その両側には近代から現代の各時代の特徴が表れた建築群が並んでおり、世界の都市においても唯一無二の景観をなしていると評した。

 そのうえで、この中国を代表する大通りの基本部分が、実は日本人によって作られていたことを紹介。「1907年、日本の植民主義者が経営する『満鉄』が長春駅を建設した際、駅前広場を中心として長さ900メートル、幅40メートルのアスファルト道路を作り『中央通り』と命名した。これが今の人民大街の北端部分になったのだ」とし、終戦後の48年に補修が行われ、83年には延伸し、96年には現在「人民大街」という名前になったとしている。

 記事は、時代とともに変化を遂げてきたこの大通りについて「歩いてみると、歴史の蓄積を経た美景に対して感慨を覚える。機会があれば、ぜひ一度歩いてみてほしい」と締めくくった。(編集担当:今関忠馬)