中国ではいまだに投資先として不動産の人気が強いが、最近では日本など海外の不動産に投資する人も増えているようだ。中国メディアの今日頭条は2日、「不動産購入という魔の手が日本にまで伸びている」と論じる記事を掲載した。

 それにしても、なぜ日本の不動産なのだろうか。記事はその理由について分析しているが、1つに「購入したら永久に自分のものになる」ことを挙げた。中国人の伝統的な概念として「マイホームを購入すれば将来は安泰」という考え方があるが、現在の中国では土地の私的所有は認められておらず、実際には70年間の使用権を購入しているだけで、土地や家屋を購入しても永久に個人所有になるわけではない。そのため、永久に所有権が得られる日本の不動産は魅力的なようだ。

 また、「日本の中古物件はきれいで新しく見え、築年数を感じさせないのに安い」と紹介。新築と比べて価値が下がる中古は非常にお得だという。中国では築10年もすればかなり古びた感じになるが、中古市場も値上がりを続けており、新築と大きく変わらない価格で売買されている。

 また、日本の家は「独立したシャワー、洗面所、トイレに、タオルや化粧品の収納場所など、使い勝手の良い設計」も魅力的だと紹介。さらに、「ローン金利」も中国の半分以下と消費者にかかる負担も小さいと伝えている。同時に記事は、日本での不動産購入には注意すべき点もあると指摘。日本では部屋の大きさを中国にはない「畳」の単位で表す場合があることや、相続や転売には中国以上に税金がかかることなどを紹介した。

 とはいえ、記事が指摘しているように、中国人にとって日本の不動産はかなり魅力的な投資先であり、実際に少なからぬ土地が中国人によって購入されている。中国人による日本の不動産の爆買いはいましばらく続きそうだが、これに伴いトラブルや問題も発生しているようだ。国としても何かしらの対策が必要なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)