中国メディア・東方網は3日、日本の小学生が自分たちだけで登下校ができるのは、地域社会をあげて安全を守る取り組みが行われているからだとする記事を掲載した。

 記事は「日本の親は、小学生の送り迎えをしない。毎日始業時や就業時に家族が校門前に集まる風景は、日本では見られないのだ。その代わり、登校時間、下校時間には定年退職をしたおじいちゃん、おばあちゃんたちが『ボランティア』として子どもたちの様子を見守るのである。また、同じ方向に帰る子どもたちを高齢者ボランティアが護送するケースもあるのだ」と紹介している。

 そして、社会の力を使って子どもたちを見守り、安全に家に帰す措置からは、日本の学校教育と社会教育が一体化しており、小学生の安全が第一に考えられていることの表れであると指摘。「われわれ中国人は常々安全は泰山より重しと言うが、日本人は心の中で『安全は富士山より重し』と言っているかもしれない」とした。

 また、日本では午後2時や3時に小学校が終わるが、共働きなどにより子どもを早く家に帰したくない家庭向けに、学童クラブが存在することを紹介。子どもを学童に預けたい親は毎朝の登校時に、子どもを帰してほしい時刻、あるいは迎えに行く時刻をカードに明記して印鑑を押して子どもに持参させ、その時間まで学校内で預かってもらうことができるシステムであると伝えている。

 そのうえで「子どもたちは小さいころから安全な環境で学習し、年長者からの保護を受けていることで、知らず知らずの間に安全や安全を守ろうとする意識を培っていく。日本が『世界で最も治安がいい国』と呼ばれるのは、子どもたちの小さいころからこのような教育環境にあることと関係があるのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)