中国メディア・東方網は2日、先日日本で行われたハロウィンの仮装イベントのコンテストで大賞に輝いた作品を紹介し、日本人のエンタメ性のと創造力の高さを伝える記事を掲載した。

 記事は、「日本はアニメの国であり、コスプレをする機会を楽しみにしている人も少なくない」とし、もともと西洋の行事だったハロウィンも今や日本では「コスプレの場」と化していることを紹介。そのうえで、神奈川県川崎市は毎年ハロウィンの仮装行列とともに仮装作品の評定が行われており、今年は6枚の「歩く名画」が大賞を受賞したと伝えた。

 そして、6つの名画を模した仮装作品の写真を紹介するとともに、それがピカソの「泣く女」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、ゴッホの「自画像」、ダ・ヴィンチの「モナリザ」、ムンクの「叫び」、そして最悪の修復が施されたとして話題を集めたマルティネスのキリスト壁画であるとしている。

 記事は、仮装作品の制作者が美術大学の学生であることを紹介したうえで「芸術的な角度から言えば佳作とは言えず、その再現度は極めて限定的だ。しかし、ハロウィン仮装のエンタメ的な角度から見ればこれで文句なしである。その素晴らしい創意と表現力により、大賞と4400ドル(約50万円)の賞金を獲得したのだ」と伝えた。

 また、このコンテストには約2000点の作品が参加したとし、多くの人たちが成績は二の次として、イベントを楽しみ、盛り上げるためにエントリーしていたと紹介した。ハロウィンイベントに関しては日本国内で賛否両論あり、渋谷などの繁華街では混乱やマナーの悪さが指摘され、中国でも「これが日本人のモラルか」として紹介されている。しかしその一方で、ハロウィンの仮装は中国の人びとに日本人の発想力や表現力の豊かさを再認識させるイベントにもなっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)