米国の軍事力評価機関「グローバル・ファイヤーパワー」の発表した2018年の軍事力ランキングでは、日本が8位だったのに対して、中国は米国とロシアに次ぐ3位だった。中国はれっきとした軍事強国といえるが、「日本は中国の軍事力を恐れているように見えない」という。中国メディアの一点資訊は10月31日、中国の軍事力は日本を越えているのに、「なぜ日本は中国を恐れていないのか」と題した記事を掲載した。

 記事は、日本が戦争となるケースは防衛戦争と攻撃戦争の2種類が考えられると分析。防衛戦争には小規模な衝突、空と海での交戦とミサイル攻撃、そして、敵軍の本土進入があり、攻撃戦争では小規模な局部戦争、中規模な局部戦争、大規模な全面戦争があるとしたが、そもそも日本は憲法で交戦権を否定しており、あり得ない仮定だ。

 そのためか記事では、防衛戦争に焦点を合わせて分析。この場合、日米関係が重要となり、米国がいれば海上交通を確保して物資調達できるため長期戦にも耐えられるとした。しかし、米国の支持を失うと基本的な物資を確保できなくなるだろうとも分析している。

 また、「本土がミサイル攻撃を受ける」状況の場合、戦争が拡大する可能性があるため、日本は自衛隊を拡大し予備役を投入する必要が出てくると指摘。製造業も軍事品の生産を行うようになり、資源のニーズが増すため、物資輸送ルートが確保されていれば日本は十分に対応でき、備蓄もあるためルートを絶たれても6カ月は持ちこたえると分析した。

 日本にとって本当に問題になるのは、日本本土への侵略あるいは全面戦争に発展した場合だという。製造力が軍事関連に集中するため、増大する農産物と原材料の需要を賄えず、日本国内の経済状態は悪化するはずだと分析。また、日本の人口と工業は集中しているため、空襲に見舞われれば壊滅的な被害となり、「日本は長く持たない」と予測した。

 記事は結論として、「日本は戦争の長期化に弱い」と分析。戦争初期に日本が優位に進めることを恐れる必要はなく、中国は長期戦に持ち込めば良いと主張した。そして、中国は軍事力を強化し続けているため、今さら日本が中国を恐れているかどうかで気を病むことはないと論じた。日本との戦争を仮定しておりなんとも物騒な話ではあるが、それだけ中国としては自国の強さを日本に知らしめたい気持ちがあるということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)