近年、日本を訪れる中国人が増加している。日本を訪れる多くの中国人は、日本の住宅の窓に不法侵入を防止するための柵が取り付けられていないことに驚くという。中国メディアの今日頭条は10月30日、「なぜ日本の住宅の窓には柵が取り付けられていないのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、専門家の意見を聞いたら、「恥ずかしい気持ちになった」と紹介している。

 記事はまず、中国ではほぼすべての住宅窓に防犯のための柵が取り付けられているのに対し、日本ではまず見かけないと紹介している。続けて専門家の意見として、「日本では、防犯柵どころか集合住宅のベランダの多くもオープンな状態である」こと、また、「戸建住宅の周りには垣根や柵があるが、どれも防犯の役割は果たしていない」と紹介した。

 その理由について記事は、日本人は治安に自信を持っていることや、集合住宅やマンションの入り口には守衛や警備員がいて、建物内に入りたい場合には守衛や警備員の同意を得なければならないと紹介している。さらに、日本は地震の発生率が高いため、災害発生時の避難経路を確保することも防犯柵が取り付けられていない理由であると説明している。

 だが記事は、日本人が全く防犯意識が無いわけではなく、近年では「防犯カメラ」が設置してあったり、不法侵入を自動で通報してくれるシステムなどが導入されていたり、警察がパトロールし防犯や戸締りを呼びかけることもなされていると紹介し、日本の犯罪発生率が低いのは、「犯罪の芽が摘まれている」ためであると主張している。

 逆を返せば、中国では犯罪の機会が非常に多いということになり、「恥ずかしい」と感じるだろう。厳重な戸締りが一般的な中国では、玄関扉も二重になっている家も多い。日本を訪れた中国人が驚く気持ちも理解できる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)