海外留学で学べるのは言語だけではなく、生活を通じて他国の文化や習慣を学ぶのも貴重な経験と言える。中国メディアの捜狐は10月29日、日本に留学した中国人が「日本で最も驚き、今なお忘れ難い体験は人間味のあるトイレ空間である」と振り返る記事を掲載した。

 記事は、日本に留学していた中国人の手記として、日本での生活を振り返ると中国と異なる驚きの習慣が多々あったと指摘し、たとえば「電車の時間が正確なこと、日本人は魚の刺身以外にも様々な食材をナマで食べることを好むこと、エスカレーターで皆が片側に揃って並ぶこと」など、慣れないことが沢山あったと伝えた。

 しかし、中国に帰国してよくよく考えて見ると、一番衝撃を受けたのは「日本のあらゆる場所にある公衆トイレである」と主張した。日本ではデパート、駅、コンビニエンスストア、高速道路のサービスエリア等、何処へ行っても「使う人の立場で考えたデザインのトイレがあり、利用者を落ち着かせる雰囲気が漂っていた」と指摘した。

 特に、この中国人が女子学生であったため、「女性用のトイレに設備されたパウダールームや、着替えができる空間」は非常に便利だと感じたようだ。そして、鏡回りにはヘアーアイロンを使えるコンセントがあり、照明の明るさもメイクのことを考えて調整されていると驚きを見せた。

 こうした中国のトイレにはない設備が、日本ではここまで充実し、普及している要因として、日本人には「女性が外出時には必ず化粧をし、身繕いが整っていなければ相手に失礼になる」という考え方があるからだと主張。それで、「日本で女性トイレの順番待ちの列と思って待っていたら、トイレは空いていて、化粧台待ちという状況も見られる」と説明した。

 また、こうした豪華なトイレの設備は、日本では決して稀なものではないとし、さらには「観葉植物や芸術品まで飾られていて、ちょっと休憩したいと思わせるような空間がトイレに存在していた」と指摘した。そして、これは中国人からすればあり得ない特別な体験であるがゆえに、日本での留学生活を振り返ると「最も忘れがたい体験だった」と紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)