中国ではタクシー料金が比較的廉価なため、日常的な足代わりという感覚がある。日本のタクシーを日常の足代わりとして利用すれば、一般庶民は破産の危機に瀕することになる。日本のタクシーと中国のタクシーは、いわば異質の存在なのだ。中国メディア・東方網は1日、「日本のタクシーはどうしてこんなに高いのか」とする記事を掲載した。

 記事は、その理由をズバリ「コストの高さ」と指摘。「どんな業界でもコストが高ければ値段が高くなる。日本では自動車の価格が安いと思っている人が多いようだが、その分維持費が極めて高いのだ。まず、自動車取得税、重量税、自動車税、保険、車検費用がかかる。そして、燃料代、修理費、高速道路代もかかる。商業利用するタクシーとなれば、これらの費用は自家用車よりもさらに高くなるのだ」と説明している。

 また、タクシー会社自身も自動車に対する基準を厳しくしており、頻繁に点検して車両の良好な状態を保つほか、車内をこまめにクリーニングするため、さらにコストがかさむとした。さらに、運転手の人件費も非常に高いと伝えたほか、悪性競争による質の低下を防ぐために行政がタクシー価格に一定の規制をかけており、これも低価格のタクシーが出現しない理由になっていると紹介した。

 記事はそのうえで「値段が高いために、日本におけるタクシーの利用頻度は中国よりも低い。普通は急病や急用などがない限りタクシーは利用せず、電車やバスなどの交通機関を使うのだ。一方で、タクシーの値段が高いゆえの、中国にはない良い点もある。1つは、大量のタクシーが街を走ることによる交通の混雑が起こりにくいこと、そしてもう1つはタクシーサービスの品質が保証されることだ」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)