日本国内では海洋進出を積極化する中国に対して警戒の声が存在するが、中国でも過去の出来事があるためか、日本には「軍事的野心」があるとして警戒を呼びかける声が根強く存在する。

 中国メディアの一点資訊はこのほど、日本の軍事技術を軽視してはならないと主張する記事を掲載し、日本が島しょ防衛用高速滑空弾の開発を行なっていることなどを理由に「中国は日本の動きに高度に警戒すべきである」と主張した。

 島しょ防衛用高速滑空弾とはその名のとおり、離島防衛のための装備であり、島から島に向けて弾頭を発射するものだ。記事は、島しょ防衛用高速滑空弾について「高速滑空弾」であり、実質的には弾道ミサイルの一種であると主張し、近年の動きから「日本は高速滑空弾に関する技術的優位を獲得しようと資金を投じているのは明らか」であると主張した。

 続けて、弾道ミサイルは大量破壊兵器を運搬可能であることから、世界的な制限が存在すると指摘する一方、高速滑空弾は弾道ミサイルのような制限を受けないと主張。日本は高速滑空弾で攻撃的兵器を手にしようとしていると主張したうえで、これは軍事的拡張を目的とする戦略的意図に基づくものであると主張した。

 さらに記事は、日本には固体燃料ロケットや滑空弾に必要となる熱防護に関する技術はすでに存在しており、高速滑空弾の開発における技術的な難題は多くはないはずだと主張。高速滑空弾は弾頭の速度や射程距離の長さ、さらには防御能力の高さといった特徴を持つとし、日本が高速滑空弾を配備すれば、射程内の港や空港といったインフラ、さらには大型艦艇にとって重大なリスクとなるとし、中国は日本の動きに対して高度に警戒し続ける必要があると呼びかけた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)