近年、高速鉄道の海外輸出に力を入れている中国は、日本の新幹線をライバル視しているが、新幹線と中国高速鉄道にはどのような違いがあるのだろうか。中国メディアの今日頭条は29日、中国と日本の高速鉄道のどちらが先進的かと題する記事を掲載した。

 記事はまず、効率の観点からすると中国高速鉄道は新幹線を上回っていると主張。その理由として、インドの高速鉄道建設計画を巡っては、インドは日本の建設コストの高さと建設速度に不満を抱いているためで、日本もそれを自覚しつつも解決できずに中国を引き入れたいほど困っているためとしている。

 しかし、記事は「利便性と駅弁」においては日本のほうが優れているとしている。中国高速鉄道のほとんどが駅を郊外に建設しているため市内との行き来という点で利便性は低いが、日本の駅は街の中心部にあるため便利だ。また、日本の駅弁は種類が豊富でおいしさでも有名で「旅の特色」となっているが、中国高速鉄道で販売している弁当は「文句を言われる役回りに徹している」と指摘した。

 また、車両本体については「中国が勝っている」と記事は主張。乗車した体感として、揺れは中国高速鉄道の方が少なく、外観・内装ともに近代的で「ちょっと古めかしい新幹線」に勝るとしている。さらには、今後の技術発展にも期待が持てるのは中国の方だと主張した。

 中国人にとって高速鉄道は「新四大発明」の1つであり、「独自開発」したと思っているものでもあり、日本に勝ちたいという気持ちが強いのだろう。記事では取り上げられていないが、新幹線には何と言っても長年の運営実績と安全性という強みがある。これらの強みを生かして、今後も海外輸出競争で中国に打ち勝ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)