日本には中国兵の戦没者の墓があるが、ほとんどの中国人はその存在すら知らない。中国メディアの快資訊は29日、中国人留学生が日本で中国人戦没者の墓の存在を知ったとする記事を掲載した。

 記事は、中国とは切り離せない日本について、中国人は実はいろいろなことを知らないと紹介。学校教育では「侵略から始まる歴史」ばかり教えているが、「日本に中国兵を葬った墓がある」ことは誰も知らないと残念そうに伝えた。日本旅行に行く中国人は非常にたくさんいるのに、「祖国の平和のために散った」彼らの墓参りをする人がいないこの現状に疑問を呈している。

 この中国兵戦没者について記事は、日清戦争で捕虜として日本に連れ去られ、日本で没した人々だと説明している。これがどの墓地のことを指しているかは明記していないが、日清戦争や第一次世界大戦で捕虜となった清国兵・ドイツ兵の墓碑がある真田山陸軍墓地のことを指しているのかもしれない。日本ではこのほか、名古屋や金沢などいくつかの墓地でも、捕虜になった外国人が埋葬されているようである。

 記事は、この墓には軍人にとって最も恥ともいえる「捕虜」という文字が刻まれていると彼らの不遇を嘆いているが、今では捕虜という文字を削って消している墓碑もあるようだ。いずれにしても、記事が指摘しているようにこの事実を知る中国人は少なく、訪日中国人は買い物や観光で忙しいようだ。たとえこの事実を知ったとしても、やはり自分のことで忙しく墓参りしようという人はあまりいないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)