一部の分野で先進的な技術を持つようになった中国だが、公共の路線バスでは日本に遅れている面が多いようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本のバスを見ると反省すべき細かな点があり過ぎる」とする記事を掲載した。

 記事は、バスについて日本から学べるのは、そのサービスの質の高さだけではないと紹介。一見普通に見えるバスは、外見からは想像できないほど「車内は細かなところまで配慮されている」と伝えた。シートは柔らかく、中国の硬いプラスチック製とは比べ物にならないほど座り心地が良い。また、十分な数の手すりがあることや、車いす利用者でも安心して利用できる取り組みに感心している。中国のバスは、手すりはあるが少なくて危険で、車いす利用者がバスに乗ろうにも他人の手助けなしではまず乗れない。日本のように運転手が手伝ってくれることはほぼないと言えるだろう。

 もちろん、「運転手のサービス」も違うと指摘。きちんと制服を着用して帽子をかぶり、礼儀正しく、ブレーキをかける前やスピードを上げる前には毎回乗客にアナウンスすると紹介した。これは中国の運転手ではまずありえない親切さだ。常に平常心で運転しており、朝でも夜でも、どんなに疲れていてもうんざりすることがあっても表には出すことはないと、安定したサービスが提供されていることを紹介している。

 科学技術の進歩した中国では、ハード面では進んでいるものの、こうしたソフト面ではまだまだ改善の余地があるようだ。実際、バスの運転手が運転しながら携帯電話で電話するというのはごく普通のことで、何を急いでいるのか、むやみにスピードを上げ、クラクションを鳴らし続ける運転手が少なくない。公共の交通機関に関しては、日本のバスを参考に「細かい部分のサービス」を見直してみたらどうだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)