日本を旅行で訪れる中国人が増えると同時に、中国人の日本に対するイメージに改善が見られるようになった。これは非営利法人「言論NPO」と中国国際出版集団が共同で行った調査で、日本に良い印象を持つと答えた中国人の割合が前年より10.7ポイント増加して42.2%に達したことからも見て取れる。

 一方、同調査では日本人の中国に対するイメージはさほど改善しておらず、日中国民の相手に対するイメージには温度差があると言えるだろう。中国メディアの今日頭条は27日、中国人から見ると「日本人は中国人に対しても偏見を抱いている」と論じる記事を掲載し、日本に留学している中国人の手記として、多くの日本人が中国をどのように認識しているかを紹介している。

 まず記事は、「日本人は日本で使用している漢字や、多くの文化が中国から伝えられた」ことを認めていると指摘し、これが唯一「日本人が中国に対して抱いているポジティブな見方」であると主張。そして、多くの日本人は、中国は「無秩序」で「信頼できない」と認識していると伝えたほか、日本で販売されている商品の多くは中国製品であるにもかかわらず、中国製品や中国の食品は「質が悪く、安全性に劣る」ため購入したくないと思っていると主張。こうした認識は日本人が中国に対して抱く「固定概念」であり、偏見であると主張した。

 さらに、日本人は個人的に接している限りは「中国人に対して非常に感じが良い」としながらも、日本を訪れた一部の中国人観光客による「高慢な態度」や「マナー違反」により、日本人の中国人に対するイメージは悪化していると主張。日本人の多くは中国に対して「過度の偏見を抱いている」ゆえ、中国人にとって日本は生活や仕事がしにくい場所であるとしている。

 これに対して中国人ネットユーザーからは、「中国人ですら自国で生産された食品を信用できないから仕方ない」といった声や「自分たちに欠けているところを見直して改善していけば良い」といった意見が寄せられていた。日中平和友好条約締結40周年を迎え、国同士で友好ムードが盛り上がっているが、民間としては相互理解を進めていく必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)