中国メディア・東方網は30日、「ファーウェイのスマホが素晴らしいのは、日本人による研究開発おかげなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、先日中国国内で行われた中国製造業国際フォーラムで、在日中国人ジャーナリストの徐静波氏が「人びとを驚かす言論を発表した」と紹介。その内容が、華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンがこれほど急発展し、物も優れているのは、日本人を研究開発のために雇い、日本の技術と大量の日本の技術を採用したからこそだというものだったとした。

 そして、徐氏が「あなた方は、華為で誰が研究開発しているかを知らなければならない。華為のスマホは日本人が研究開発しているのだ。(同社の創業者である)任正非氏は聡明で、他人様の生産ラインを買うのではなく、他人様の頭脳を買ったのだ。横浜に研究所を建て、日本人のエンジニア400人を集めた。彼らが華為のスマホ開発を助けているのだ」と語ったこと伝えるとともに、この話が中国のネット上で波紋を呼び、反発したり、罵声を浴びせたり、華為への支持を示したりと意見や感想が飛び交ったと紹介している。

 そのうえで、徐氏の話について「華為のエンジニア数は世界でだいたい7万人いる。日本以外にもドイツ、スウェーデン、インド、ロシア、カナダ、トルコ、中国などに16の研究所を設けている。そのうちわずか400人の日本人エンジニアと1カ所の研究所が、同社にいるその他の開発スタッフや研究所の功績を取ってしまったのだろうか」と疑問を呈した。

 記事は、徐氏が話の中で伝えたかったのは「華為のスマホがこれほど優れている背景には日本の技術もある」ということだろうと推測したうえで、「しかし、その表現はあたかも華為のスマホが日本人抜きではここまで発展しなかったというニュアンスになってしまった。これは完全に誤りなのだ」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)