漢方薬の発祥の国である中国では東洋医学の考え方が国民の隅々にまで浸透している。それゆえ、人々は体を冷やす食物や飲み物を避けて生活し、街の至る所にも漢方薬を扱う薬局があったりするのだが、近年はより即効性のある西洋薬の方が人気となっている。

 中国メディアの今日頭条は26日、「日本人もこんなに東洋医学を信奉しているのか」と驚きを示す記事を掲載し、日本人の生活に東洋医学の考え方がどれほど入り込んでいるかについて紹介している。

 記事はまず、東洋医学の考え方は中国人の「真髄」となっていて、中国の誇れる分野であると紹介し、日本でも東洋医学の考え方はすっかり浸透していることを紹介。確かに、日本では街を歩けば鍼灸院を目にすることがあるが、これは中国生まれの医療技術であり、ツボという別名で知られる「経穴」を針や灸で刺激し、健康増進につなげるものだ。

 ツボという言葉そのものが東洋医学に由来するものであるほか、薬局でも様々な種類の漢方薬が売られていて、日本人の生活に東洋医学は確かに浸透していると言えるだろう。

 中国では東洋医学の医者は「中医」と呼ばれていて、信用して良いのか迷う中医もいる一方で、腕の良い中医は患者と交わす会話や患者の脈を診るだけで、体のどこに不調があるのかを見極めることができると言われる。だが、最近の中国では東洋医学よりも西洋医学の方が重視される傾向となっており、伝統を軽んじる傾向にあることを嘆く声も多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)