中国メディア・東方網は29日、「日本人がタイで建設した簡素な橋が、今や有名な観光スポットになっている」とする記事を掲載した。

 記事は、「観光スポットに必ずや美しい景観があるかと言えば、そんなことはない。別段見た目が素晴らしいわけではないスポットもたくさんあるのだ。ではなぜこのようなスポットが人気を集めるか、それは歴史の物語があるからだ」としたうえで、その一例としてタイ北部のパーイ郡に架かる古ぼけた小さな橋を挙げた。

 そして、この橋について「実は日本の兵士が建造したものなのだ。第2次世界大戦の頃に作られたということで、第2次大戦橋と呼ばれている。その後、現地人がこの橋の傍に自動車が通れるコンクリート橋を建設したのだが、第2次大戦を記念する目的でこの橋も残されているのである」と説明した。

 また、「橋のは見た感じとても簡素な作りになっている。骨組みはペンキが剥げ落ちた鉄骨、床はところどころ隙間の空いた木の板という具合で、長年風雨に晒されてきたからか木の板の隙間からは草も生えている。ただ、70年以上前に建てられたという割にはボロボロではなく、おそらく修復作業が行われたのだろう」と伝えている。

 記事は、この橋が現地では有名なスポットでありながら、非常に地味であるゆえに大型のツアー一行が立ち寄ることはなく、世界の至るところで見られるとされる中国人観光客の姿もほとんど見かけないと紹介。「写真を取らなければものの5分で見終わってしまう。橋の上で風景写真や集合写真を撮るにしても、15分もかからない。ただ、パーイ郡に行くのであれば、ぜひ訪れたいスポットだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)