旅行、仕事、留学などで日本を訪れる中国人が増加するにつれ、日本を訪れたことがない中国人でも周囲の知人を通じて、日本で体験したことや感想を耳にする機会が増えているようだ。中国メディアの今日頭条は22日、「自分の身近な知人が見て来た日本と中国との差は、決してほんのわずかではなかった」と主張する記事を掲載した。

 歴史的な背景と反日教育ゆえに、中国人の大半は日本に対して良い感情は抱いていないと言われる。しかし、自分は日本に行こうと思わなくても、身近な人が日本に行き、日本で経験したことを耳にする機会が増えているようで、「習慣の違いを知ると面白おかしくもあるが、やはり日本と中国の差は大きい」とも感じるようだ。

 たとえば、道路を渡ろうとする時「中国では歩行者が車に道を譲るのが普通だが、日本では車が歩行者に道を譲るのが普通」と指摘した。中国人が日本で道を渡る時に、中国と同じように車が通りすぎるのを待っていたところ、ドライバーはかなり手前で停車してくれたが、「とっさに意味が分からず、数秒見つめ合ってから、我に返り急いで道を渡った」という。他にも、日本の高速道路のサービスエリアを使用して「中国のトイレは汚くて臭いが、日本のトイレはまるでホテルのように清潔だった」と驚くと伝えた。

 また、「中国人は手厚い見送りをされても何も答えないが、日本人は皆お礼を言う」と指摘した。これは、中国の高級な店で従業員に手厚く見送られても、それは「客として当然受けるものとして、その形式的な挨拶に答える馬鹿はいない」と考えられているためという。それで、日本でバス移動する際、旅館のスタッフに見送りを受けても、下車の際にバスの運転手から「お気をつけて」と声を掛けられても、「中国人はどのように応じて良いか分からない」のだという。

 さらに、「中国の地下鉄は市場のような賑やかさで、皆は気にせず飲食や会話をするが、日本の地下鉄は病院の待合室のように静かで、秩序があった」と感じるそうだ。中国でラッシュ時の電車に乗ると、乗客が食べる肉まんや薄焼きのネギやニラの臭いがするのとは大きな違いだと述べた。

 このように、日本へ行った中国人が絶えず日本の様子を語るのを聞いて、日本を訪れたことのない中国人ですら「日本の文化や習慣には学ぶ価値のあるものもある」と思うようだ。メディアではなく、口コミを通じて見る日本は中国人にとって面白くもあり、恐ろしくもあったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)