日本企業は中国をはじめとして多くの国へ進出しているが、日本企業の特色といったら何だろうか。中国メディアの今日頭条は21日、日本企業は「清掃の精神を大切にしている」とする記事を掲載した。日本企業が掃除を大切にするのは「単にきれいにするのが目的ではない」という。

 記事は、日本企業が大切にしている「掃除の精神」は、独特の経営理念また文化だと紹介。日本人は、朝のミーティングを欠かさないことから分かるように、「愚直」なほどまじめだと分析した。また、「愚直」という単語がないある東南アジアの日系企業では、意味がないことを強要されていると感じる現地の従業員と、日本人社員との間で温度差があり摩擦になるという。

 これは「清掃の精神」にも通じるところがあるだろう。海外で日本の関連企業の社長となった日本人が、工場内にごみが落ちているのを見て、「日本は悪い方に変わってしまった」と嘆いたという。社長によると、以前はごみが落ちていれば誰かが拾ったが、今ではリストラをし過ぎたために従業員は皆忙しく、「心のゆとり」がなくなってしまったことに原因があるようだ。

 記事は続けて、清掃の精神にはどのような効果があるかを紹介。掃除をしていると新たな発見があり、責任感を培い、進んで他の人のために動く習慣が身に付くようになるという。また、掃除作業を通して、それぞれの従業員がまじめに働くか、人が見ていないところで手を抜くかが分かり、人材を見極める機会にもなるとしている。そのうえ、清掃する本人も自身の存在価値を見いだすことができ、いい事ずくめだとしている。

 日本企業が「清掃の精神」を重視していることは事実だろう。各企業が清掃に求めることの目的や見出す意義に違いはあるとはいえ、清掃の精神があれば会社がきれいになるばかりでなく、社会のためにも自身のためにもプラスになることなのは間違いない。ぜひこの習慣を日本企業は継続して欲しいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)