中国の道路は日本に比べて広く設計されているものの、慢性的に渋滞が発生している。これは中国の自動車保有台数が増加していることだけが理由ではないようだ。中国メディアの快資訊は19日、「東京の道路は狭いにもかかわらず渋滞の発生が少ないのはなぜか」と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由を知っても「中国人は信じられないだろう」と主張した。

 まず記事は、交通渋滞を招く要因は「自動車の台数が多い」ということだけでなく、「道路の設計」や「交差点の数」といったハード面の要因や「交通ルールを守らないドライバーの数」など、様々な要因が関係していると分析。中国は言わずと知れた世界最大の人口を誇る国であるが、日本は狭い国土に1億2700万人も住んでいて、中国より人口密度が高い国だと強調、それでも日本で中国のような深刻な渋滞が発生しないのにも「理由があるはずだ」と論じた。

 その理由として記事は、「日本人ドライバーは交通秩序を優先する」と伝え、日本ではほぼすべてのドライバーが交通ルールを守って運転していることに加え、お互いに譲り合う精神を持っていると強調。無理な割り込みや自分勝手な運転は少ないため、こうした要因による渋滞は起きないのだと論じた。

 さらに、日本では駐車スペースが十分に確保されているうえ、交通違反に対する罰則も厳しいと紹介、それゆえ違法な路上駐車も少なく、交通秩序も保たれ、車が多くても、道路が狭くても「路上で車は非常にスムーズに流れるのだ」と紹介した。

 中国の路上では我先に前に進もうとするドライバーが非常に多く見受けられるほか、後続車のことなどおかまいなしに車線変更をしたり、無理に割り込んだりする人が少なくない。また、スマートフォンを操作しながら運転している人も非常に多いのが現状だ。また、駐車場が慢性的に不足しているため、歩道や車道に駐車して他の車や歩行者の通行を妨げていることが社会問題ともなっている。今後、中国ではますます自動車保有台数が増えていくことが予想されるが、ドライバーの意識も同時に変化していくことを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)