子どもはいつかは親元を離れて自立した生活を始めるものだ。しかし、中国人から見ると「日本の子どもは幼いころからすでに自立している」ように映るらしい。中国メディアの一点資訊は20日、「日本の子どもは独り立ちできるのに、なぜ中国の子どもは無理なの」と問いかける記事を掲載した。

 日本を訪れる中国人観光客は増加しており、なかには子どもを連れの家族も見られる。中国人旅行客が日本で子連れの日本人家族を見て気付くのは、「年齢にかかわらず、子どもが自分の荷物を入れたバックを自分で持っていること」だという。一見当たり前のことだが、中国でよく見られる光景はそれとは全く逆で、「子どものバックを持っているのは親で、子どもは手ぶらで悠々自適に歩いている」と主張した。

 これは単に外出の時だけでなく、学校への登下校の際も同様だ。中国では安全上、子どもが低学年のうちは保護者が送り迎えをするのが一般的だが、子どもの通学鞄を背負っているのは迎えに行った祖父母たちだ。記事は「自分の荷物は自分で持つ」という行為は「子どもが自らの責任で自分の所有物を持つことであり、自立、自主性の意識や能力を培うのにとても効果的だ」と指摘した。

 さらに記事は、日本の子どもに見られる自主性は学校での教育方法からも培われているとし、中国では行われていない2つの制度を紹介した。それは「学校給食」と「自由研究」だ。どちらも、子ども達が自主的に責任感を持って行う要素があり、学業以外の特質を学ばせることができると主張した。

 中国では甘やかされて親の言う事を聞かない子どもを「熊孩子(ションハイズ)」と呼ぶが、熊孩子に自分の荷物を持たせたり、机の前に静かに座って宿題をさせるのに親は一苦労すると言われる。それゆえ、日本の子どもが夏休みの宿題で「自分の研究テーマに沿って理解、発見、観察、調査、実践をし、結果を整理して発表する」という自由研究は「子どもが自立して行動することを学ばせる教育」と評価した。

 「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という格言があるが、中国人は日本の子どもの教育を見ると、親が、「子どもにすべてをしてあげるのではなく、自分でできるように教える」ことの価値について考えさせられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)