戦後70年以上が経つが、中国ではいまだに反日感情が根強く残っている。それだけ「日本への恨み」が強いと言えるだが、ではなぜ東南アジア諸国は中国ほど反日感情が強くないのだろうか。中国メディアの一点資訊は20日、「どうして東南アジア人は日本人を恨んでいないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本がかつてインドネシアやフィリピン、ミャンマー、マレーシアなどの東南アジア各国を侵略したと主張し、「東南アジアは全部日本に占領されたと言っていいほど」なのに、中国や韓国のように日本を憎んでいないのは不思議だとしている。

 その理由の1つとして、中国と韓国は「それまで侵略を経験したことがない独立国だった」からだと主張。独立国ゆえに日本軍の侵攻に強く抵抗したが、フィリピンはスペイン、インドネシアはオランダ、インドシナ半島はフランス、ミャンマーとインドは英国によってそれぞれ植民地支配が行われていたと指摘。すでに侵略されていたので地元住民には抵抗する大きな理由はなかったとしている。

 ほかにも、いくつかの理由が考えられるという。東南アジア諸国は強く抵抗しなかったため、旧日本軍も地元住民に残虐行為をしなかったこと、むしろインフラ整備や工場建設により地元の経済発展に貢献し、地元住民からは欧州の侵略者を追い出してくれたことで感謝され、黄色人種でも白人に勝てることを気づかせてくれた存在となったとしている。

 中国と、アジアの他国とでは日本に対する感情が違うというのは中国人自身も感じているようだ。ベトナムやミャンマー、インドネシアなど多くの国ではむしろ反中感情も根強く存在しており、中国人の対日感情というのは特殊と言えるだろう。中国人は一般に反日とされているが日本への好感度はさほど低くなく、最近ではむしろ上がっているという調査結果もある。中国人の日本に抱く感情というのは複雑なようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)