中国メディア・東方網は24日、140年に及ぶ日本の鉄道の歴史は、脱線事故の歴史でもあるとする記事を掲載した。

 記事は、先日台湾・宜蘭県で発生した脱線事故について日本メディアが大きく取り上げており、事故車両が日本製だったことが話題になるとともに、日本人の天性の危機意識から自国の鉄道にも警鐘を鳴らしていると紹介。そのうえで「日本の鉄道史を振り返ると、それが脱線事故の歴史であると言っても過言ではないのである」とした。

 そして、1872年に日本初の鉄道が開通した2年後、新橋駅で日本鉄道史上初とされる列車転覆事故が発生し、さらに、5年後には東海道線で列車どうしが正面衝突する初の死亡事故が起きたと説明。その後数十年間にわたり、脱線、正面衝突、列車の転落、車体の断裂といった事故がほぼ毎年発生し、特に戦争色が濃くなり物資不足が深刻化していった1930年代から40年代にかけては事故が頻発、1940年には大阪の西成線列車脱線火災事故が起き、死者189人という現在に至るまで日本の列車史上最悪の死者数を出す事故となったことを伝えた。

 さらに、終戦後の日本も社会の混乱や技術者の不足により事故が相次ぎ、47年には八高線高麗川駅付近で超満員の列車が脱線して184人が死亡、495人が重軽傷を負ったと紹介。50年代から90年代にかけて日本経済が急成長し、鉄道技術が進歩する中でも列車事故はしばしば発生したとしている。

 記事は、2000年代に入っても日本の鉄道事故は発生しており、05年には快速列車がカーブを曲がりきれずにマンションに激突する福知山線脱線事故で107人が死亡、562人が負傷したと指摘。今年もすでに10件以上の大小さまざまな鉄道事故が起きているとし、「日本の鉄道はもとから安全天国ではないのだ。そのような認識をしてしまえば、これまでの事故で犠牲になった人たちの魂が浮かばれない」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)