日本と中国の間に存在する暗い歴史を理由に、一部の中国人は日本に対して否定的な印象を抱いている。その一方で、中国人からすると日本には「見習うべき点」も多々あるのも事実で、それが中国人に複雑な感情を抱かせる要因となっているようだ。

 中国メディアの捜狐は20日、「中国は日本から何を学ぶべきか」と題する記事を掲載し、中国人が日本から学ぶべきことについて考察している。

 記事はまず、言論NPOと中国国際出版集団が行った日中両国における世論調査の結果を紹介し、中国人の日本に対する印象が好転していることを強調し、こうした傾向は中国だけではなく、日本は第2次世界大戦後に「国際的にイメージを大幅に改善してきた」と主張。今では歴史問題で日本を責めるのは中国と韓国だけであるとし、日本は行動を通じて世界で評価を高め、世界の模範となったのだと論じた。

 続けて「日本人の民度」を挙げ、これも中国が学ぶべき点であると指摘。日本を訪れた中国人旅行客の多くは、日本人のマナーの良さや公共の場における振る舞いに感銘を受け、日中両国の文明レベルの差を認識すると強調、中国でも近年はマナーを守ろうと人が増えているものの、まだまだ日中の民度には大きな差があるのが現状だと論じた。

 他にも記事は、「日本人の愛国心」について紹介。日本人は中国人のように愛国心を日常的に掲げることはしないとしながらも、日本では政治家を含め多くの人が靖国神社を参拝していると指摘し、「中国人からすれば受け入れ難いが、愛国主義の観点で見た場合は学ぶに値する行為である」と主張。一方の中国では国のために命を捧げた人々を祀る場所が過度に商業化されるなど、本当に愛国心があるのか疑問になるほどだと主張した。

 日中間には過去の暗い歴史が存在しており、多くの中国人はそのことを忘れることはないだろう。だが、近年は多くの中国人が日本を訪れ、日本について多くを理解するようになっている人が増えているのも事実であり、お互いに理解し合い、学び合うことができれば、より良い社会を作り上げることができるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)